「自分が障害者なんて」から、就職まで|就労移行ITスクールに通った体験談 

就労移行支援

※本記事はプロモーション(広告)を含みます。

「働きたい。でも、もう自分には無理かもしれない」——そう思っていた私が、就労移行支援に通って働けるようになるまでの話です。

かつての私は、生活保護を受けていました。人と関わるのが怖くて、見学先で涙が止まらなかったこともあります。

だからこそ、同じように立ちすくんでいる誰かに、できるだけ正直に伝えたいと思いました。きれいごとも、しんどかったことも、お金の話も。少しだけお付き合いください。

きっかけは、生活保護の窓口だった

就労移行支援という制度を知ったのは、生活保護で区役所にお世話になっていたときでした。「働くための訓練を受けられる場所があるよ」と教えてもらったんです。

「自分は障害者じゃない」と思っていた

でも正直、最初はピンと来ませんでした。「自分は障害者じゃないし」と思っていたんです。

すると区役所の方に、「それなら一度、精神科に通ってみては」と勧められました。実際に通院したところ、精神障害の診断を受けました。そうして私は、就労移行支援に通えることになったのです。

あのとき背中を押してもらえなかったら、今の私はいません。

最初の見学で、涙が止まらなかった

人と関わることがすっかり苦手になっていた私にとって、見学は不安しかありませんでした。

最初に見学したのは、ある大手の事業所。そこで障害のある方々の実際の様子を目の当たりにして、「自分も、同じ立場の人間になってしまったのか」という気持ちが押し寄せ、涙が止まらず、まともに見学もできませんでした。

※その事業所が悪かったわけではありません。当時の私の心が、それだけ追い詰められていただけです。今思えば、誰にでも起こりうる反応だったと思います。

就労移行ITスクールとの出会い

それでも区役所の方が「他にもたくさんあるから」と親身に背中を押してくれて、次に訪ねたのが就労移行ITスクールでした。

案内してくれた支援員さんが明るくて、施設もきれいで、ほんの少しだけ安心できたのを覚えています。とはいえ、すぐに人と打ち解けられるわけもなく、最初は黙々と、資格の勉強から始めました。

学んだのは、ITスキルと「社会で生きる力」

事業所にはExcelをはじめオフィスツールが一通りそろっていて、私はそれで学習を進め、MOSのExcelエキスパートを取得しました。(就労移行ITスクールは、Word・Excelなどの事務スキルから、HTML・CSSなどのWeb系、IT資格まで学べる事業所です。)

でも、スキルだけでは社会では生きていけません。ビジネスマナーも学びました。毎日なにかしらの講座があって、「働く」とはどういうことかを、本当に少しずつ教わっていきました。

勉強だけじゃない。「学校みたいな場所」だった

学ぶだけでなく、遊ぶことも大事。たまにはたこ焼きパーティやお祭りのような催しもありました。

ただ働くためだけの場所じゃなく、学校みたいな場所だな——そう感じました。人と関わるのが怖かった私が、少しずつ人の中にいられるようになっていったんです。

いちばんしんどかったこと:「休みたい日」と”配慮”

正直に書きます。しんどいこともありました。いちばんは、「休みたい」と思ったときです。

障害者だから、もちろん事業所も配慮してくれます。でも——その配慮は、実際に「働く」となったときに、本当に受けられる配慮なのか? これは、意識しておいたほうがいい。私自身、そう気づかされた出来事がありました。

ある日、外の雨がひどくて、出かけるのが億劫になり、「雨がひどいので休みます」とLINEを送りました。返ってきたのは——

「交通機関は止まっていますか?」

「止まってないです」と答えると、「なら、来られませんか?」と。

正直そのときの私は、「就労移行は、私たちが通うことでお金をもらっている。いわば私たちは”客”だろう? 客が休みたいと言ってるんだから、休ませてくれよ」とさえ思っていました。

でも今は、ここに二つの意味があったと分かります。ひとつは、就労移行支援は通所の実績に応じて給付がある仕組みなので、来てほしかったという事情。もうひとつは——「会社で、”雨がひどいから”で休めるか?」ということ。会社では、通用しません。だからこそ、本当に勉強になった出来事でした。

就活で助けられた「マイナーリーグ」と推薦状

就職活動では、マイナーリーグというサイトで求人を探しました。就労移行支援のKaienが運営する、障害者雇用に特化した求人サイトです。

このサイトには「推薦状」という仕組みがあります。支援員が私の力を文章で証明してくれるもので、企業にとっては安心材料が増える。これが、本当に心強かった。

応募書類をそろえるのには、3ヶ月ほどかかりました。当時はAIも今ほど発達しておらず、文章を書くのが苦手だった私は、支援員に下書きを手伝ってもらい、「伝えたいことは、これで合っていますか?」と確認しながら進めました。

ひとつ、正直な失敗談も。あとになって、書類の内容が私の意図とまったく違っていたことに気づき、めちゃくちゃ焦りました。気づかなかった自分も良くなかった。だから——人に手伝ってもらった書類こそ、最後は自分の目で必ず確認してください。

初めて応募した会社に、就職できた

丁寧なサポート、応募書類の準備、面接の練習。応募する前にしっかり準備できたおかげで、初めて応募した会社に就職することができました。

私はまず短時間勤務から始められる会社を選び、そこから少しずつ働き方を広げていきました。通った期間は、8ヶ月。

本当に、通ってよかった。通わなかったら就職できなかったし、できたとしても、まともな会社には行けなかったと思います。

8ヶ月通って、いま思うこと

いちばん伝えたいのは、「今の自分に何ができるのか、どんなサポートを受けられるのかを、知ってほしい」ということ。私は生活保護をきっかけに、こんなにもたくさんの支援を受けられるのかと、心から感謝しました。

ただ、正直なことも書いておきます。就労移行支援を受けるには、それなりの準備が必要です。精神科に通うなど、お金がかかる面もあります。そこは、きれいごとにしたくありません。

それに——働くことだけが、人生ではありません。今の暮らしが楽しいなら、それでいいと思います。

でも、もし心のどこかに「働きたい」「普通になりたい」という気持ちがあるなら。少しずつ、動いてみてもいいのかもしれません。

私は、その一歩のお手伝いを、心からしたいと思っています。

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